まさなつ

椿三十郎のまさなつのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
4.6
午前十時の映画祭。

三十郎、ふたたび!

と言っても、前作は西部劇を意識したオリジナル脚本ですが、こちらは山本周五郎の短編をベースにしているので、多分に人情劇寄り。テイストが少し違います。

それでも、三十郎=三船敏郎の魅力はこちらでも爆発!

口は悪いが情に熱い三十郎にぴったり合うんです。さらに今回は、元気はあるけど思慮の足りない若侍たちを見かねて一肌脱ぐ役回り。この映画封切りの時に、理想の上司アンケートとってたら間違いなくトップになったであろう頼りになる男!

そんな百戦錬磨な三十郎も、城代家老の奥方には頭が上がらない。二人のやり取りがまた面白い。さらに、小林桂樹が笑いを喚起する。映画にまろやかな感触も付加され味わいが増してます。

もちろん、凄腕の侍としての見せ場も満載。やっぱり、間抜けな感想しか言えないですが、とにかくカッコイイ^_^

ラストの仲代達也との一騎打ちも、さすがにキマッテます。
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