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きみに読む物語のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
3.8
ニコラス・スパークスのベストセラー小説をニック・カサベテス監督が母ジーナ・ローランズ出演で映画化した正統派のラブ・ストーリー。
身分違いの若い男女の愛の軌跡が、老人の回想を通して詩情豊かに綴られる。
原題: The Notebook (2004)

認知症を患う女性(ジーナ・ローランズ)に、同じ療養施設に入っている老人デューク(ジェームズ・ガーナー)が、ノートに書かれたある物語を読んで聞かせる。
それは1940年代のアメリカ、南部の町での地元の貧しい青年と良家の子女との間に生まれた純愛の物語だった。

1940年の夏、アメリカ南部の田舎町シーブルック。
製材所で働く地元の貧しい青年ノア(ライアン・ゴズリング)は、町を訪れた良家の令嬢17才のアリー(レイチェル・マクアダムス)に一目惚れ。
2人は恋に落ちるが、アリーの親(デヴィッド・ソーントン、ジョアン・アレン)は身分違いの交際を認めず、2人は離ればなれにされる…。

"365日の手紙"
"第二次世界大戦"
"古い屋敷の改築(アリーとの約束)"

そして、引き裂かれてから8年後…。

~その他の登場人物~
・ノアの父親(サム・シェパード)
・裕福な弁護士ロン(ジェームズ・マースデン)
・戦争未亡人マーサ( ジェイミー・ブラウン)

純粋に美しいラブ・ストーリー。
ファースト・シーンやボート・シーンの美しい自然を捉えた撮影も見事。
ビリー・ホリデイの"I'll be Seeing You"や、ピアノ曲もうまく使われています。
主演の4人の外脇役も好感度大。

 ウォルト・ホイットマンの詩「草の葉」の一部が朗読されます。
Beautiful dripping fragments—the negligent list of
one after another, as I happen to call them to
me, or think of them,
The real poems, (what we call poems being merely
pictures,)
The poems of the privacy of the night, and of men
like me,
This poem, drooping shy and unseen, that I always
carry, and that all men carry,
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