原一男監督によるドキュメンタリー作品史上最も過激な男「奥崎謙三」。
序盤は奥崎謙三がただ「ヤバい奴」にしか見えないが、彼の行動の裏にある「信念」が次第にわかってくると、完全にとまではいかないが、次第に彼の行動理念、彼を突き動かすものが少しずつ見えてくる。
現代の日本には絶対に存在しない強烈なキャラクター。
しかし、今の日本に必要なのかもしれない。
犯罪を犯すことは絶対に容認してはならないが、「絶対に譲ってはいけないもの」のためにできることは何でもする奥崎謙三の姿に心を揺さぶられる。
2022/1/17鑑賞