これは、フィクション映画ではありません。
ニューギニアに戦争にいかされて、命からがら生き残って復員してきた奥崎謙三さんという、頭が完全にイッチャッテルおじさんが、現地で銃殺された兵隊さんのお身内を引き連れて、この事件を隠蔽しようとした元上官達のおうちに押しかけて、私設法廷よろしく吊るし上げまくって、自己批判させようと暴れまくる、バイオレンスなドキュメンタリー映画です。
石原慎太郎や櫻井よし子の、先の大戦日本は悪くないから!
そういうたわごとを、強烈なストレートパンチで粉砕するような、日本軍の犯罪行為が次々と暴かれる展開に愕然とします。
最後は、上官の息子を、ピストルで銃撃、檻の中に帰っていった奥崎さん。
私は、いい結果が出せるなら、暴力はどんどん使わせてもらうから!
そういいながら、自己弁護に終始する病み上がりの元軍曹に、蹴りを入れてフルボッコにして、病院送りにしてしまう、奥崎さん。
もう奥崎さんの、ガイキチパワーにもう脱帽です。