ネトフリで映画を物色していて偶然発見し、実は見たことなかったのでその勢いで鑑賞。
四半世紀前の作品だけど一言で言えばめちゃくちゃ良かった。めちゃくちゃ心に沁みたし、ホロリと泣かされるような昭和ならではの人情も良かったし、流石に名作と言われることはある。沁みる映画ってこういうのを言うんだろうなあって改めて思わされた。
そして、高倉健さんってやっぱり偉大な方で偉大な役者だったんだなあと改めて思う。画面に映っている姿だけで何故だか涙が出てしまう。何気ない自然体なお芝居や立ち振る舞いがものすごくカッコよくて、昭和の職人気質のような無骨で威厳があって優しい人物像がホントに似合うし、なかなか今のこの令和の世の中、マネしようとしてもマネ出来ない。けど憧れてしまう。
さらに、小林稔侍さんとの往年の相棒感も良い。実際の年齢は10以上離れてるみたいだけど昭和の映画最盛期の頃から何度も何度も共演されてるからこその2人のやり取りが自然体で深みを感じられる。これもまた沁みて自然と涙が出て出る。
そして、北海道の雪景色、そこを走る列車。これもまたグッとくる。冒頭のシーンからめちゃくちゃ心掴まされました。雪国の凍てつく冷気がまるで画面越しに伝わってくるかのような豪雪の描写。外気で氷点下10℃とかホントに想像がつかない。
こういう作品をリバイバル上映とかで映画館で見たいなあ。