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ミス・ヨーロッパのimaponのレビュー・感想・評価

ミス・ヨーロッパ(1930年製作の映画)
3.6
ルイズ・ブルックス特集1本目。
巨大遊興プールでの若者たちのシーンやらお祭りのアトラクションなどサイレントからトーキー移行初期らしい映像の中、写真でしか見た事のない元祖ボブ美人のルイズ・ブルックスが動き喋りケタケタキャハハと笑い、歌まで歌うのだから(実のところ全て吹き替えらしい)それだけで文句は無いのだけれど…
タイピストのルイズと活字拾いのカップルのいつも横にいる同僚眼鏡くん、彼がイジられキャラで二人から虐めともいう仕打ちを受けながらなかなか良い関係に感じたので後半、本当は愛し合ってるはずの二人の悲しい結末に行く過程で救世主として機能しないどころかほとんど退場状態であったのが残念。あれでは苛められ損だな。

ミスコンの場面以降後半はやや活力に欠けるように感じたのも眼鏡くんの不在か?

プールでの準備体操に男たちの視線が集まる事に耐えられず嫉妬する恋人におもむろに歌う「不実と思わないで、あなただけを愛してる」の歌がミス・ヨーロッパ、最初の映像作品として再登場し、結末を象徴するのは良かった。
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