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団鬼六 花嫁人形のimaponのレビュー・感想・評価

団鬼六 花嫁人形(1979年製作の映画)
3.4
細身ニ女優によるSM三角関係。
蝋人形館で見かけた美少女・倉吉朝子と青年・中原潤の再会シーンが良かった。
サディスト宇南山宏に飼育されている倉吉朝子の歌う花嫁人形。花嫁姿で吊るされる。

なかなかに観念的で団鬼六名を冠する他作と一線を画す。脚本はいどあきおか。

私はどんどん植物になっていく。哀しいことがありすぎて心を閉ざしていると心の中が世界の全てになって満たされていくの。
私を縛り叩く人は私の心の中から離れていく。だからあなたは私を叩かないで。

恋人を名乗り宇南山の隠れ邸に招待された中原潤の目の前で凌辱される倉吉朝子。
中原潤は復讐に宇南山の妻・志摩いずみを誘拐調教。志摩いずみの美しい存在感はいつでも健在だ。
初夜の晩花嫁衣裳で襲われそうになってから夫婦仲は冷めている。
決して少女ではないが倉吉朝子の役でも見てみたいと思わせる。

拘束の鉄球を外してみせてまた戻す倉吉朝子。
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