アキラナウェイ

ニューヨーク1997のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)
3.4
少しずつ、ジョン・カーペンター監督作を開拓中。カート・ラッセルの顔面が苦手だったので長らく敬遠していた作品。濃い顔が苦手なのデス。

1981年から見れば
1997年は未来なのヨ!!
80年代のセンス爆発。

1988年、犯罪増加率が400%を突破したアメリカは…。

ちょ、、、待って。
もう、この時点で目ん玉飛び出た。
犯罪する事が普通って事やん?

という事で犯罪が激増したアメリカは、NYマンハッタン島を15mの巨大なコンクリート壁で囲み、一帯をまるごとアメリカ最大の刑務所とした。1997年のある日、大統領専用機がマンハッタン島内に墜落。

大統領救出の命を受けたのは、元特殊部隊員で叙勲された英雄ながら、武装強盗の罪で終身刑の判決を受け、収監される予定だったスネーク・プリスキン(カート・ラッセル)だった—— 。

マンハッタン島丸ごと刑務所というのが既に神設定。

左目にアイパッチ。
首元から肩にかけてジッパー仕様の変わったタンクトップに革ジャン羽織ったその男。

 _人人人人人人人人人人_
> ス ネ ー ク ! ! <
  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

頚動脈に24時間後に爆発するマイクロチップを注入されたスネークは、嫌々ながらも大統領救出の為、単身マンハッタン島へ。

OPのマンハッタンは、CGではなく、段ボール箱にガムテープを貼りブラックライトを当てたものだとか。予算の無さが垣間見えるが、一応それっぽく見えるから凄い。

シャンデリア付きの車。
車内にはミラーボール。
銃撃で吹き飛ぶ手首。
街に野晒しにされた生首。

島内の荒廃した世紀末感にシビれる。

スネークさんよ。
ヘビ柄のタトゥーをお腹に入れているのはどうなのよ?もっと肩とか。腕とか。もっとクールな部位に入れないの?

地雷が設置された橋で、地雷を踏んで車が真っ二つになる謎の物理法則と、5人中全く無傷なのに1人だけ死んじゃう不思議。地雷が埋められている地図を持っている男が地雷で吹っ飛ぶ不思議。

終盤になればなる程、勢いで突っ走っている分、ツッコミが追いつかない。

センスは5億点だけど、スコアはこんなもんで。