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ニューヨーク1997のtoriten45のレビュー・感想・評価

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)
3.1
ゲーム『メタルギア』シリーズの主人公スネークのモデルが本作のスネークだったのですね。ちょっと意外な発見でした。

本作は大昔に観て面白かった記憶があって、いつか再鑑賞したいと思っていた作品。片目のスネーク(カート・ラッセル)が放つ無骨なカリスマ性、ミッション遂行のために装備した未来感あるガジェット、そしてディストピア感漂う世界観が、当時とても新鮮に感じられたものです。今の感覚で観ると、映像やハイテクがだいぶチープに見えちゃうのは仕方ないことですよね。

物語の舞台は犯罪者が増えすぎた近未来。マンハッタン島がグルっと高い壁で囲まれ、街全体がマルっと刑務所になった世界で、なぜかそこに大統領が落っこちてしまってさあ大変、という事態に。元特殊部隊の英雄であるスネークが単独で救出作戦に挑むというストーリー。

荒唐無稽な展開ではありますが、先の『メタルギア』もそうですし、ひょっとしたら大友克洋の漫画『AKIRA』('82〜'90)もこの作品の影響があったのでは?っと思えるような、ちょっと似た雰囲気を感じました。
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