ナオフェッサーX

ユア・マイ・サンシャインのナオフェッサーXのネタバレレビュー・内容・結末

ユア・マイ・サンシャイン(2005年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

実話に基づく映画です。
三十路のいい年齢でありながら、結婚どころか彼女の一人もいない農家の主人公。周囲に心配され、フィリピンまで行ってお嫁さん候補の斡旋を受けるもの収穫ゼロ。そんなある日、昼はデリヘル嬢、夜はカラオケスナックで働く女性に一目惚れ。
猛アタックを開始します。彼の熱意に絆されて徐々に心を開く彼女。見事に2人は結婚しますが、彼女がHIVに感染している事が明らかになります。
実話という事ですが、お話は大変ベタです。
決してかっこいいと言い切れない田舎者丸出しの主人公。彼女に振り回され、彼女の一挙手一投足に一喜一憂しながらも、彼女が近くにいるだけで幸せそうにしている純情っぷりがなんとも微笑ましかったです。
彼女と付き合う前は、もっさりしていた主人公も彼女に逃げられたりして、心労で痩せて男前になったり。役者さんの役作りの為の減量と増量がきっと大変だっただろうと考えてしまう程、顔つきが変わっていていました。
映画の最後はハッピーエンドというカタチでしたが、実話という事で、実在するモデルになった二人は別れてしまったらしいです。
あれだけ周囲に迷惑かけた上に別れてしまったなんて!と、やっぱり現実が一番厳しいんだなぁと思いました。
そういえば、タイトルにもなっている名曲「ユア・マイ・サンシャイン」この歌が、大失恋ソングであると知ったのは大人になってからです。笑
あの時は、あんなに楽しかったじゃないか〜。君は僕の太陽。あぁ、行かないでおくれ〜!みたいな。
タイトルを考えると、別れたのもなんだか仕方ないかぁと納得。
相思相愛の時間って、なんで終わっちゃうんでしょうかね。
時の流れは残酷です。笑