Sixman

殺人の追憶のSixmanのネタバレレビュー・内容・結末

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

実際の事件をモチーフにした作品なので、暗くて鬱々とした内容を想像していたが、シリアスとユーモアが絶妙のバランスだった。特にソン・ガンホ演じるパク刑事が、ユーモアの大部分を担いつつ、終盤はしっかりサスペンスとして見せてくれる。

拷問や誘導尋問で自白を平然と強要する警察や散々取り調べで人を蹴っていた右足を切断する羽目になった刑事など、所々、監督の皮肉というか、棘のようなものを感じた。

最後、犯人はありふれた普通の顔という言葉が強く印象に残る。が、物語としては、総じて期待は越えてこなかった😞

余談ですが、2019年に最新のDNA鑑定で犯人は特定されたようですね。同時に、模倣犯として有罪になった方が冤罪だったことも証明されたようですね。
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