ねぎおSTOPWAR

殺人の追憶のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
4.8
2003年制作。韓流は観ている方だと思っていたけど、このポンジュノ監督ごめんなさい。あなたの作品初めて観ました。

韓国の田舎の景色と生活感。それだけでも興味深い。時代が少し前の設定なので、ラジオのハガキリクエストなんて懐かしかったなあ。DNA鑑定のくだりも。

先日「哭声コクソン」観ていたので、どうしても比べて観てしまった。警察のアナログ感からかな。「殺人の追憶」は10年以上前に作られていた事実に感慨。

《追記2019》

鑑賞後に知りましたが、何故警官が足りず、未解決事件が何件も発生したかと言えば、当時の軍事政権に原因があったようです。

近年「タクシー運転手」「1987ある闘いの真実」などで軍事政権時代が浮き彫りになりましたが、ソウルではデモが盛んに行われており、その鎮圧のために国中の警官がソウルに集められていたため、地方がまるで機能しなかったということらしいです。
「SUNNY」でも兄ちゃんデモ参加して、街中で兵隊と遭遇するシーンありました。