のり

殺人の追憶ののりのネタバレレビュー・内容・結末

殺人の追憶(2003年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人を疑う怖さ、普通の人って、どういうこと?犯人探しの過程で変わっていく刑事の演技が流石のソン・ガンホです。

人を見る目があると刑事の勘に自信をみせるソン・ガンホ演じる地元のパク刑事。

違う事件で逮捕され、傷だらけの顔で、調書を書かされている2人の若者。
ではどちらが、強姦犯?被害者の兄?問いかけに答られないパク刑事。
観てる人にも問いかけているよう、あなたは見た目でどう判断しますか?

冤罪を生む思い込みから犠牲者までだしてしまい、勘に頼る怖さを思いしるパク刑事。
やっとたどり着いた犯人であろう若者にも確証がなく、彼に対して「俺にはもうわからない」「飯食ってるか?」の言葉をかける。

反対にソウルから来た、初めは冷静なソ刑事が、言葉を交わした女子学生の惨たらしい遺体に直面して、我を忘れて暴走する、、犯人であって!犯人に違いない!
ぶつける相手のいない、怒り、歯がゆさがつたわってくる。

1986年から1991年の間に10人の女性が犠牲に未解決の強姦殺人事件がモチーフに、ということは、犯人はまだ平然と生活しているかも😱

ラスト追い詰められた若者の表情
には、どう演技指導したのかが気になります、犯人なのか?疑われた気の毒な人なのか?🤔
あまりに、ソン・ガンホの言葉が意外だったので、犯人ならどう響いたのか気になってしまいました。
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