ユキノナーニー

殺人の追憶のユキノナーニーのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
4.8
『#殺人の追憶』デジタルリマスター版
2/6(木)シネマート新宿、
〈鬼才 ポン・ジュノの世界!〉
【ポンジュノ監督特集】にて鑑賞♪

〈出演〉ソ・ガンホ、キム・サンギョン

〈チラシより〉
ソウル近郊の農村で女性の変死体が発見される。
捜査が難航する中、第2、第3の殺人事件が発生。
たった一人の殺人犯に翻弄され、
追い詰められていく刑事たち…。
80年代後半に韓国で起こった当日未解決だった連続強姦殺人事件を基にした
ミステリーの最高傑作!
30年の時を経て昨年2019年9月、真犯人が特定された。
(1994年に強姦罪で無期懲役で収監されていた犯人だったが、2006年全ての罪が時効になり、訴追されない顛末に!)



公開時2003年に映画館で鑑賞していて、
実話ベースと、その内容、展開に
今迄観た事無いドキドキ・ハラハラ感じ、
「凄い映画観た!~でも本当の犯人はドコに?真相は?犯人は?」と堪能しながらもモヤモヤ残った思い出がある、
心の1本✨

1986年から1991年にかけて韓国の京畿道華城(ファソン)周辺の農村地帯で、10代から70代(映画は若い女性ばかりだが、真実は70代のお婆さんまでと酷過ぎ💥)の10名の女性が強姦殺害された未解決の「華城連続殺人事件」をリアルな演出で映画化し、韓国のアカデミー賞・大鐘賞の作品賞・監督賞・主演男優賞・照明賞を受賞した作品!
未解決事件なので容疑者が何人も逮捕されるが、決定的な証拠が無いままに新たな殺人事件が起きてるのがマジ怖い😱
刑事の暴力による自白強要は軍事政権下の韓国では当たり前で、冤罪が簡単に作られてしまっていた現実もリアルに描かれている。
刑事達にも、ポン・ジュノ監督らしく
学歴&階級差が付きまとう。
その描き方も秀逸✨

改めて、謎に次ぐ謎!
少しずつヒントも与えられつつ、
こちらも観ていて疑心暗鬼になる。
ソウルから来た冷静な刑事キム・サンギョン(カッコ良い💕)がいつしか、
人間性が変わってしまうのもマザマザと怖い😖
チョビッとだけ映される遺体の凄惨さ!

30年前の映画で、
〈デジタルリマスター版〉で
この映像か!!

不穏な雰囲気、権力と階級、人間の闇といい、
やっぱり《ミステリーの最高傑作✨》
もう観て欲しい!!の、
必見作‼️
若いソ・ガンホの田舎っぽい垢抜けさも必見!!
見応えアリアリです🎶

やっぱりスクリーン、映画館だよな❗
(事情があってお家鑑賞しか出来ない方等も多いかと思うが、
私はレンタルしたりすると返すの気になり観られなくなってしまうし、
やっぱりスクリーンで観るのは違うから、絶対に映画館鑑賞派!!
見逃せないから必死!)

30年前に韓国ではDNA鑑定出来る機関が無くて、アメリカに依頼するのも
当たり前に観ていたが、
今観ると驚く😲!!

そして〈真犯人〉が30年後に判明するのも、不謹慎だがこのミステリーの終わりに相応しいドラマ的な気がする。
〈真犯人〉があれ程酷い連続殺人犯しておきながら時効で訴追されず~というのが悔しく思われてならない!

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