かえるのエリー

地球へ・・・のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

地球へ・・・(1980年製作の映画)
4.0
幼き頃に観た本作、当時は英語の授業が中学からだったが、英語で地球はテラだと真剣に思っていた。。。その他、竹宮惠子と萩尾望都がごっちゃになってたり、八神純子が歌う「Mrブルー」が本作の主題歌だと思っていたり、色々な勘違いがあったが、タイトルを目にした途端、無性に観たくなってAmazonプライムでチャリン。「ダークエンジェル」「X-men」「マトリックス」など、後に好きになるSFを彷彿させる。


以下ネタバレ感想


そもそも子供の頃に観ようと思ったキッカケは、ジャケットのソルジャー・ブルーに惹かれたから。ヘッドフォンをしているのが斬新だった。確か早々に退場だったな?と記憶してたが、思った以上に早々だった。。主人公はブルーが人間界から呼び寄せたジョミーだが、敵側のキースの友人シロエがジョミーと似すぎており、やや混乱した。

長い年月、人間もミュウも自然分娩で子供を作っていなかったのに、ジョミーとカリナの間に生まれたトォニィが、同じく自然分娩の仲間たちと共に、その強すぎる能力ゆえ、人間にもミュウにも交われずテラへ行かないことを選択するのはなんとも皮肉に思えた。

実写やドラマを手がけていた恩地日出夫監督の唯一のアニメ作品。声優陣もなかなか豪華。そんな中、第一声で「メーテル!」とわかる池田昌子のマザーコンピューターだった。監督、つい先日お亡くなりになったそうで。ご冥福をお祈りします。