2018/3/16鑑賞
先週の「天使の涙」に続いて念願のスクリーン鑑賞。恋の終わりと始まりがいくつも折り重なる形で描かれるが、その何も飾らない素直な感情が心地よく後味が爽やかだし、これだけスタイリッシュに勢いよく描かれるともうあれこれ考える前に話に乗らなきゃ損という気にすらなる。今回は特に徹底的にフェイ視点になりきって鑑賞したが、恋の一番最初の火種がついた瞬間からの目線や表情、「早く気づいてよ！」と言わんばかりの仕草、そして彼がこっちを向いた時の...という複雑だけど愛すべき乙女心がジンジン伝わってきた。視点を変えて何度でも楽しめる作品でもある。
2016/2/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
今度行くのに合わせて香港映画の名作一斉観直し期間中(笑)。かなり多く映画を観てはきたが、いまだにこれほどまでにふわふわと浮遊するような空気感と映像のエキゾチックさを持ち合わせた映画には出会えていない気がする(多分、苦手な人はとことん受け付けないとは思うが)。選曲もどんぴしゃりでウォン・カーウァイのセンスの良さが垣間見える。登場人物はどう見ても普通にいたら通報されそうな人ばっかりだがw、そんな彼らの等身大の気持ちが会話とその間からダイレクトに伝わってきて、余韻が何とも言えず心地いいんだよなあ。
2008/9/10鑑賞(鑑賞メーターより転載)
何を言いたいのかが微妙にわからないストーリーだし、登場人物が皆その辺にはいなさそうな不思議な人ばかり。観終わって理解できなかった点が随所に残ったのだが、それでもなぜか鑑賞後の気分が抜群によい。フェイ・ウォンのふわふわと自由に飛んでいるような存在が目に焼きつく。
