【静かに侵蝕する美しき残忍さ】
Filmarksさんのジャケットの女性が一瞬ジェーン・バーキンさんに見えてしまい出演されてたっけ?って混乱しました(どうでも良い)
Xmasから年始年末にかけての寒い季節はジャッロが観たくなるので自宅のコレクションを引っ張り出して色々な作品を鑑賞いたしました。
個人的にアルジェント監督のジャッロは独特の魅力があり癖になります♬
オープニングクレジットでタイプライターを打つ革手袋の人物。
この画がすでに全力でジャッロ♡
開始1秒で早くも心臓にグッとくる。
手元だけ映したこのシーンは何とアルジェント監督ご自身が演じておられたそうで本当にたまらんテンション上がる。
音楽担当がエンリオ・モリコーネ氏というのも豪華で良きです。
犯人を捉えた時のカメラワークから監督のフェティシズムがいちいち伝わって来て面白すぎるし変態すぎる。ゾクゾクする。
そこだけでも観る価値があると思います。
唐突に始まったウォーリーをさがせ的なカットと画家のアトリエを訪ねるシーンもやけに記憶に焼きついてますお気に入りです。
ただ台詞が全編英語でかつ"I love you"の返しが"me too"なのが気になった。
せっかくのアルジェント監督作品なのでイタリア語にしてほしかったです。
美女にドS行為を行い怯えさせる。
女性の絶叫。百合要素。オネエ登場。
舞台美術のセンスの良さ。
長編デビュー作からやりたい事が一貫していてブレない所も非常に素晴らしいと思います。
大好きだー!