「大人は判ってくれない」や最近観た「愛欲の港」と同系統の作品だと思う。特に前者はこの作品の影響受けてそうな雰囲気だが、正に〝大人は判ってくれない〟映画である。そういう意味では、トリュフォー作のタイトルが一番ストレートで分かりやすい気がした。（というよりそのまんまか、、）
少年院から脱走？してきた不良グループのリーダー格であるハイボと関わってしまったばかりに、少年ペドロの運命が狂わされていく。関わったと言うよりほとんど巻き添えである。
ペドロの心はいつでも真っ直ぐであるが、周囲は毒にまみれていた。母に愛されたい。されど母の視界にペドロはいないのだ。そしてペドロは悪夢にうなされるのだった、、（ここのスロー回しがまた絶品！）
ここで終わるか！、、という絶句のラスト。エピローグなど不要なんだろうか、、
