だいぶ前に見た。
生卵をカメラに投げつけるシーンがめっちゃええやんって思った。夢のシーンもやばいし、登場人物がなかなか変態ばっかりでよかったと思う(というか、ブニュエルの映画は大体そうか)
でも、少…
139.2176
所長の言う「子供達より貧困を閉じ込めればいいのに」が正に本作を象徴している。貧困の連鎖が生々しく、また鶏と驢馬が凄くブニエエルらしい。1950年、貧困の味方、社会主義が広まってい…
このレビューはネタバレを含みます
ずしりと心にきた。救いようがなくて苦しい。
私たちがある登場人物に感情移入するのは本当にその人物の視点に立ったとき(POVなど?)でなく、実は観客がその人物より多く情報を得ていて(多くの場合そうだ…
ブニュエルのメキシコ時代。しっかり映画を利用してて、芸術。事実と前置きがあって始まり、不良少年が盲目じいさんから物を盗み、盲目じいさんはお菓子で釣って少女の脚に手を伸ばす。そんな腐敗した街を見せられ…
>>続きを読むくるしー
大人達が忘れていった子供達
世界に無視される人々
時代が生んだ貧困(「子供達より貧困を閉じ込められればいいのに」みたいな台詞があったような)を生きる彼らは悪事に手を染める。
それがエス…
時代が生み出した悪童たち。世界に忘れられた者たち。
平気で悪事に手を染める少年たちを見て彼らのことを憎みたくもなるが、それを見逃す大人たちもそんな世界を生み出してしまった社会も憎い。きっと「明日は…
この映画は完全に真実の生における出来ごとにもとづき、あらゆる登場人物はみな実在する。と、ブニュエルが冒頭に掲げる高らかな宣言文をあえてくどく訳してみた。あまりに忌々しく嘆かわしい現実のざらつき。なん…
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