そーる

サインのそーるのネタバレレビュー・内容・結末

サイン(2002年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

Disney +で鑑賞。


これは面白い、、、!!
見る気が起きなくて10年くらい見よう見ようと思いきたわけですが、もっと早く観れば良かった。

やはり終末の時を迎えると人は愛する人と何気ない食事をしようとするのですかね、、
ここのメルギブソンの演技がさすがとしか言いようがないです。

妻を事故で失い、神に仕えることをやめた牧師。
宇宙人という脅威に晒され、
危うく息子も失うところでしたが
ここで全てがつながるのです。

"人間には2種類いる。
奇跡を単なる運だと思うやつと、幸せな奇跡として信じることができるやつと。"

結局彼は、牧師を捨てたといえ、
妻を失ったあの日からの連鎖によって
宇宙人を打ち負かすことができたと考えます。

"娘が水に過敏じゃなかったら(宇宙人の弱点が至る所に置いてなかったかも)"

"地下室で息子が喘息の発作を起こさなかったら(宇宙人の毒を吸い込んでいたかも)"

"妻の最後の一言が神経活性による記憶の再現で発せられた『打って』じゃなかったら(弟にバットを持てと指示ができなかったかも)"

"弟が過去の栄光にすがってなかったら(あの場にバットが飾ってなかったかも)"

これをすべて神の思し召しだと思えるかどうか。

結局人は都合が良いものなんだと思います。
良いことがあれば神を信じるし、
悪いことが起きれば祈っても無駄じゃないかと怒る。
そんな人間らしさを、この壮大なテーマを土台にして描いたシャマランはさすがです。
そーる

そーる