かえるのエリー

サウンド・オブ・ミュージックのかえるのエリーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

昔の名作あるある・観てないのに観たつもりになっていること。本作もその1つか?と前から気になっていたが、先日「ナイブズ・アウト」で身内を信じられない爺様を演じたクリストファー・プラマーが出ていたと知り、レンタル鑑賞。う〜わっ、観てないわ、だって彼がこんなにイケメンだったって知らなかったから。。。

とはいえ、ある程度の知識はあった。若い女性が家庭教師として子供の多い家にやってくること、挿入歌が名曲揃いなことなど。特に見終わった後は京都に行きたくなるに違いない(笑) 大佐とくっついて終わりと思っていたので、意外と早めに結婚して驚いたが、その後の展開があったのね。。。そこは全く知らなかったので、もう心臓バクバクだった。

約3時間の大作。作り的にも舞台っぽいなと感じたが、なるほど元がブロードウェイミュージカルとのことで、1幕終わりでインターミッションが入るのが面白い。さらにその大元がマリア本人の自叙伝と知りビックリ。ドイツ軍から逃げたトラップ一家は山を越えてスイスに入った後、最終的にはアメリカで暮らしたそうだ。

「ドレミの歌」は7人の子供達に♪ド〜シを割り当てられる、まさに彼らのための歌と言えよう。そこにマリアの高い♪ドが加わり、豊かなハーモニーが完成だ。子供に軍隊のような行動をさせてた大佐が、歌一発だけで心を入れ替えたのは唐突すぎたが、その後の彼の歌を聞くと、納得はできる。そう、音楽の力って凄いんだよな。