あきしげ

ロック・オブ・エイジズのあきしげのレビュー・感想・評価

ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)
3.0
80年代のロックを感じさせるミュージカル映画。

良かった点。

・トム・クルーズのカリスマ
・80年代を代表するロック
・登場人物たちの歌の上手さ

悪かった点。

・80年代のロックを知らないと楽しめない
・主人公たちの恋物語だけじゃパンチ力不足
・結局トム・クルーズ頼みになるストーリー

ミュージカル映画は苦手な人は多い。
加えて80年代のロックという限定。
そうなるとますます限定される本作。

まず、ミュージカル映画が苦手。
80年代のロックは分からない。
そんな人は本作が微妙に感じる。
こればかりは仕方ないのない事。
本作はコアな層を狙っています。

つまり、条件をクリアしない人は楽しめない。
作品だけで見ると平坦で意外にも刺激が弱い。
ロックをテーマにしているのにマイルドです。

主人公のシェリーとドリューの恋物語。
これは直線的に分かりやすい展開です。
だから楽しめる要素があまりないです。
ストーリーの中心として少し弱かった。

そこで登場するのがカリスマ。
ステイシー・ジャックスです。
トム・クルーズの上手さ爆発。
主演よりも脇役で光っている。
それがトム・クルーズである。

ステイシー・ジャックスは誰よりも濃い。
本作におけるカリスマなのは納得できる。
それほどトム・クルーズの演技は圧倒的。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズも悪くない。
あの悪そうな顔で歌って踊る姿は強烈です。
最後に見せた過去の乱れた表情も強烈です。

作品としてはコアなファンが楽しむ内容。
気楽に鑑賞したい人は少し微妙に感じる。
本作の条件をクリアすれば楽しめるはず。
あきしげ

あきしげ