薬物中毒のちょっとアレな妹キムが姉レイチェルの結婚式に戻ってくる!
薬物中毒だったのは置いといたとしても、要するにかなりのかまってちゃんなキムが厄介で、結婚式前にこれは結構キツイ。
物語が進むにつれて、キムの薬物中毒に関わる家族の悲しい過去も掘り起こされてきて、それに対する家族ひとりひとりの抱える想いの相違がドキュメンタリータッチのカメラワークで映し出される。
初めは施設から帰ってなんとなくアウェイ感なキムがなんかかわいそうだったし、レイチェルも心理学者目指してるなら少しは我慢してあげてーと思ってたけど、、、
パパのフォローも虚しくいろんなこと破壊しまくるキム。
まぁレイチェルの気持ち考えたら自分プロデュースの結婚式に妹が未だこんな感じだと爆発するかもな。
過去の事に蓋をしてキムを腫れ物に触るように接するパパと、過去の事を許せないママの存在もあり、皆家族の価値観はバラバラで例え愛し合っててもこの家族の共存は一生難しいのが分かる。
カトリック教徒で聖書読んでても結局は汝の敵を愛することなんかなかなかできない、エゴ丸出しな人間模様。
ドラマティックでなく綺麗に描いてないのはある意味良かった。
アン ハサウェイのヤク抜けてるけど、精神はやっぱまともではないちょっと鬱陶しい演技は流石で、彼女がキムを演じなければ面白くは仕上がらなかったのかもしれない。