レイチェルの結婚の作品情報・感想・評価

「レイチェルの結婚」に投稿された感想・評価

31monks

31monksの感想・評価

3.0
ストイックなドラマだった。母親との何とも言えない別れなど。結婚式のつまらなさも、ある意味リアル。赤の他人の結婚式に出席させられている気分になるシーンがあった。
もろた

もろたの感想・評価

3.6
痛々しいけど、家族ってこう言うもんなんだよなった感じさせてくれる映画。

好きとか嫌いとじゃなくて、どうしても関わらなければいけない関係で、安心できる、認めて欲しい、分かって欲しい、だからこそいがみ合ってしまう部分もある。
それでも、やっぱり家族ってなんだよね。

映画的には結婚式の後半がやや間延びしてしまっている感じがして残念かなぁ。
コントロールできない心を抱えた女をアン・ハサウェイがヒリヒリと演じる。わたしの中ではこの映画がアンベストかな。触るものみな傷つけてしまう不本意と暴走してしまう感情。あの大きな目の中に溜めこんだ憂鬱に、こちらが泣きそうになる。
翔一

翔一の感想・評価

3.5
こういう場の空気乱すやつっているよなあ
腫れ物扱いされる痛々しさがこちらまで伝わってくる
最後にアンハサウェイが居なくなった途端にガッツポーズする姉ちゃん…悲しいなあ
★ かぞくのかたち(レイチェルの場合)

かなり痛々しい物語でしたね。
「6月と言えばジューンブライド」なんて連想で手に取ると、肩が下がる想いになるタイプの作品でした。

主人公《キム》を演じるのはアン・ハサウェイ。そして、彼女のお姉さんが《レイチェル》。つまり、主人公ではなく、お姉さんの結婚に纏わる物語なのですが…なかなか一筋縄ではいきません。《キム》は薬物依存症のため、カウンセリングや施設を往復する女性。家族の中では“腫物”なのです。

だから、お姉さんの結婚式に呼ばれても…。
あー。イタいイタいイタいイタい。
肌に針が刺さるようなチクチクとした展開が続くのです。

そして、本作が秀逸なのは、それが彼女だけの原因ではない…と透けて見えるところ。家族との距離感から「この親にしてこの子あり」と想像できるのです。

それは、母親の愛情たっぷりの粗雑さ。
父親の無頓着に思える心遣い。
どこにでも居そうな両親なのに、少しズレるだけで着地点は大きく変わる…という顕著な例。だから、自立心豊富に見える姉の孤独感も、誰よりも愛を欲する妹の甘えん坊気質も、やはり「この親にしてこの子あり」なのです。

しかし、物語はそれを前面に出しません。
観客の方から手を伸ばしたら掴める距離感を保ちます。これこそが最も作品を堪能できる感覚。さすがはジョナサン・デミ監督ですね。『羊たちの沈黙』の評価はフロックではありませんでした。

また、アン・ハサウェイが見事に見事。
『プラダの恋人』や『マイ・インターン』のような陽性のキャラクタではなく、常に過去を引き摺り、神すらも呪う痛々しい役柄を熱演しています。思わず「これが素の自分じゃあないのか」なんて呟いてしまうほどの迫力でした。

まあ、そんなわけで。
アメリカの結婚式の“平均的な形”を知りませんが、一見して身内の結婚式ムービーみたいな作品。だけど、その裏に流れる“哀しみ”が胸を締め付けてくる良作でした。たぶん、歳を重ねるごとに受け止め方が変化していくのでしょう。よし、10年後にまた観てみようっと。
ひゴル

ひゴルの感想・評価

5.0
TOMATOMETER84%
AUDIENCE SCORE62%
ペインさんありがとうございます!
すごい映画だった..Filmarks 3.3はちょっと淋しい..ロットントマトみたいに批評家点と大衆点両方あれば良いのに..

それでも家族は続いて行く..
見事な人間ドラマだった。肯定も否定もせず、家族が抱える悲劇から姉さんのレイチェルの妊娠と結婚を期に僅かながら再生への希望を示している。アンハサウェイのハーレイクイーンばりの厚化粧のインパクト同様迫真の演技は必見..ていうかお姉さん役の女優さんもお父さんもお母さんまでみんな演技賞もの!!
撮影もドキュメンタリーチックで登場人物の心理を見事に捉えている。音楽はなんと生..エンドロールまで生..奏者にいい加減休んでくれと言う場面も!!この生演奏の表現はびっくりで途中キムの心の変化と歌詞がシンクロする場面は名場面ではなかろうかと思った。
ペイン

ペインの感想・評価

4.1
ポール・トーマス・アンダーソンの師匠でお馴染みジョナサン・デミ監督作。

非常にドキュメンタリックな撮り方で役者陣の即興演技をそのまま取り入れた生々しい演出。同じニューヨークインディーズ作家のジョン・カサヴェテスっぽいですね。

間違いなくアン・ハサウェイの病み演技はキャリアベストアクト。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされただけある。あとタバコ吸ってる姿がとにかく美しい(笑)

正直、結婚パーティーシーンが長いとか冗長に感じるシーンが多々あるのは確かなんだけど、それでもデミ監督の描く家族間のディスコミュニケーションはヒリヒリして見応えあるし深い余韻を残します。

ニューヨークインディーズ作家らしい洒落た音楽使いなど全体的に品の良い映画です。
姉レイチェルの結婚式に出席するため治療施設を退院した麻薬中毒患者のキム。
だが、一家の厄介者であるキムが9カ月ぶりに家に帰ってきたことにより、家族内の様々な問題が浮かび上がってくる。


ラリって運転していて、弟を乗せた車が橋から落ちた。弟を死なせてしまった過去を背負い生きているヤク中のキム。
弟を死なせてしまった過去は消せないが、キムはじゅうぶん反省しており、許して貰えるなら許しを得たいと思っているキムは、なぜここまで苦しまないといけないのか。それは姉レイチェルや父親、離婚した母親の家族間での問題があるから。

家族は近い存在だけに些細なことで言い合いになったり怒らせてしまうこともあるが、家族だからこその愛もあり、いざとなったときに救ってくれたり最後に助けてくれるのは家族だったりするわけで、結局家族に救われるのだ。

家族の厄介者として扱われているキムだが、それでも気にかけてくれて心配してくれる家族がいてキムは幸せ者だ。
家族の問題が明確になり、みんな思っていることをちゃんと口に出せた今、より親密な関係を築いていけるだろう。
アンハサウェイが無理に汚れ役をやろうとしている感じがして感情移入ができませんでした
まこと

まことの感想・評価

3.8
「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」のジョナサン・デミ監督作品

ニ日後に迫った姉の結婚式のために施設から一時退院してきた妹と、腫れ物に触るように彼女に接する家族たちとの交流と再生

この映画のような人間関係や出来事なんてどこにでも起こりうるというありふれた日常感を、ドキュメンタリータッチで撮影された映像が見事に表現している


負い目があって肩身の狭さを感じて家族に迷惑かけてるから自虐的に振る舞ってしまうという点では、どこかで自分で自分のことを客観的に見れてる冷静さまではまだ失っていないんだなという救いがある

こんな鬱屈した思いを抱えてる人って実は結構たくさんいると思うな

家族が再生するフォーマットなんて本当のところあるようで実は無いのかもしれない


あんなくだらない食洗機スピード対決で盛り上がれる両家はスゴい笑
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