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異聞猿飛佐助のまるまるのレビュー・感想・評価

異聞猿飛佐助(1965年製作の映画)
3.6
filmarks、この映画三番のりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
ちょっと感動(^◇^)

掃除しながら観ようとhuluで鑑賞。
掃除そっちのけになりましたw

デジタルリマスターってスゴイですね。
音は潰れてないし、音・画質ともにノイズがない。
動きも滑らか。
白黒の雰囲気が逆にイイ。
ステレオでないとか細かいことに目をつぶれば、最近作ったと言われても違和感ないレベル。
謎のカメラ目線とか、歌舞伎のような、ちょっとつついたらバタバタ倒れるヒーロー補正殺陣とか、女がやたら主人公の名前を連呼するとか、ところどころ古い演出はあるものの、あまり気にならなかった。

逆に、冒頭の合戦シーンとか、坂道を二人登りながら現状を説明する長回しのシーンとか、お祭りでの群舞のシーンとか、襖一枚挟んだ向こうの殺気のシーンとか、大見得を切る丹波哲郎とか、俯瞰で暴れる丹波哲郎とかw鉤縄ブンブン振り回す丹波哲郎とかww印象に残るシーンが多かった。

「関ケ原から14年
 ともかくも戦のない14年だった。
 あいまいな平和がどのように苛立たしいにせよ
 俺はその中で生きてきた」
徳川方と豊臣方。
束の間凪いだ時代。
西側に亡命しようとしてる徳川忍者の頭領の行方を追うアクション・ミステリー映画。
東と西の忍者が入り乱れての争奪戦。
迷惑な知人のせいで、限りなく黒に近いグレーになってしまった、なんの関係もない真田方の忍者、猿飛佐助が主人公w
まきこまれちゃいましたw

冒頭の合戦シーンで掃除機のスイッチ切ったw
NHK大河ドラマは是非これを参考にしてもらいたいと思ったほど合戦シーンがよかった。
おかげでナレーションまで注意が回らず、3回同じシーンを繰り返し見たw
パンしてく奥行きのあるフレームの中で、画面一杯に具足をつけた大勢の武者が暴れてて、走ったり、斬り合ったり、馬上で弓撃ったり、それぞれ小集団が有機的に動いてる感じが迫力w
最近の戦国モノは、一糸乱れぬ大軍団とか、大写しで複数の武士が切り結ぶだけのシーンとか、妙に張り切ってそれじゃすぐ息切れしちゃうだろって感じの武将の演技だけじゃなく、こういうカットも入れてほしいなぁ。

祭りの群舞シーン。
これも良かったw
白黒だからなのか、踊りが日舞的だからなのか、土着的で幻想的。
ミステリー的な展開と相まって印象に強く残った。

猿飛佐助役の高橋幸治がまたカッコいいw

石原慎太郎と浜村淳が
どこかで出ているようです(確認できず)

面白かったですw


ところで、前田慶次郎って豊臣側の忍者やってたって説あるんでしょうか?
いきなり丹波哲郎にやられてましたけどw
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