ヴァンダの部屋の西東京のレビュー・感想・評価

真っ黒寸前の画面の中で微かな光によってギリギリ映る（生きてる）住民たち。輪郭を失いつつあり光がなければ画面から抹消されてしまうが、明るくなればなるほど家が破壊されているということ。暗闇でしか生きられない人たちを無理やり陽の下に引っ張り出すのはブルドーザーまたはペドロ・コスタ。その結果、世界の片隅でヤク中が布団に吐いたゲボを、川崎に住んでる俺が仕事サボって見てる。
DVD再生したらワイドスクリーンになってたので注意。