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必殺!主水死すのろくのレビュー・感想・評価

必殺!主水死す(1996年製作の映画)
2.2
中村主水最後の映画が痴話喧嘩かよ。もうね、最後だからどんな敵が出てくるのかと期待したらそれが「金太郎!」津川雅彦。そして殺し合いの原因が「あいつは俺と寝ているときお前の名前を言った」。いやそれってただの痴話喧嘩やん。これは脚本家、謝れと言いたい。主水最後の最後にそれで死ぬなんて(まあその後はテレビ版でしれっと生きているけどね)。ラストなんか主水、津川の○玉を刺す、津川シャイニングばりの顔芸、名取裕子後ろから主水ぐさー、で爆発っていうトンデモない展開(爆発すればいいんかい)。殺陣もしょぼく(三味線屋や簪屋なんか全くと言っていいほど活躍しない)、これならあの世紀の駄作「ブラウン館」のほうがまだ面白い。アイドル枠では細川ふみえ。ぐだぐだな演技も必殺シリーズのアイドル枠はそれでいいのかも。まあそれよりもしっかりとした殺陣を、殺しを見せてほしかったという欲求不満の三乗でした。
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