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必殺!主水死すのぉゅのレビュー・感想・評価

必殺!主水死す(1996年製作の映画)
3.6
2022年 鑑賞 22-105-11
BS日テレ 映画劇場 にて
「必殺仕掛人 春雷仕掛針」「必殺! THE HISSATSU」等の貞永方久監督による、「必殺!シリーズ」の第6作目で、最終作。今回は、お千代(名取裕子さん)を巡る主水(藤田まことさん)と権の四郎(津川雅彦さん)の因縁深い関係など、異なる独自色が強い必殺!シリーズの作品。

ー 本当に主水は死ぬのか?匂わせか?モヤモヤ終わらせか? ー
前回の一挙放送時に録画忘れで... オーマイガッ!状態だったが... 嬉しい状態!だが、中村主水は死ぬようなタイトルで... でも、仕事人のビック3の主水、秀(三田村邦彦さん)、勇次(中条きよしさん)が揃い踏みで、嬉しいような悲しいような 、悲しいような嬉しいような...

主人公の藤田まことさん、敵役の津川雅彦さんに加え、特別出演だが、宝田明さんに鈴木清順監督。もうこの4人が揃うことが叶わないという事実が... でも、三田村邦彦さん、中条きよしさん、東ちづるさん、菅井きん、白木万理さんのお馴染みメンバーに、ゲストの名取裕子さん始め、松居一代さん(最初気づかなかったぐらい和装が似合う)、美保純さん、柏木由紀子さんと豪華布陣、アクションも満載の作品。ストーリーはわかりやすいことを敢えて遠回り遠回りの1度目の依頼。それがあっぱれじゃなく、最後は急展開過ぎのご都合っぽいところもあったし、もう主水のテーマの音楽?えっ、秀と勇次は出てこないんかーい状態で観ていた(勇次はこの後仕事じゃないシーンで登場する)が...

“きっちりけじめつけなきゃ 主水さんの男が廃るだろう... ははははは... ははは、最初から廃るような男じゃないかっ。ははっ”
最後のミッションは血筋の話だ、女性の奪い合いとかで、結構ドロドロ展開... 最後のお●●を殺害するシーンは、怨み晴らす展開じゃねぇし、●●●たからじゃない... そして、問題のあのシーン...

“見ない方がいいっ! 見ない方が... 見れば悲しくなる”
主水さんはどうなったか?渥美さんは亡くなったが、寅は生きているんじゃない?と思わせるパワーや観る側の寅さんを想う心があったからで、主水さんにはそれがなかったような描写と展開だったと私は思う。

それから、細川ふみえさんについて... 当時の流行りだから... で選ぶ方も選ぶ方だが、あの役じゃなかった方が良かったのでは?細川の豊満なお胸とお顔だちは男装させるべきではない!もっと男性っぽい女性に近づけた方が良かった方がいいんでは?細川さんを●●せ●●●としてストーリーに入れ込むのであれば、別のストーリーにしたら良かったと、私は思います。
あと、音楽でしょう!せんとりつのコメディシーンの音楽、主水のテーマ音楽、仕事を始める時の音楽、あの曲。それを聞いただけで最高な気分!まさにパブロフの犬!

個人的には、あの籠での仕事が一番好き!その前に登場した、桶を引き揚げるシーンは、んなアホな!になるが、これが最高なのが、「必殺!シリーズ」だ!

先日亡くなられた宝田明さん、長年お疲れ様でした。東宝怪獣特撮作品に多く御出演されていて、今でも私の大好きな俳優さんです。ありがとうございました。御冥福をお祈りします。

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