ピッコロ

おばあちゃんの思い出のピッコロのレビュー・感想・評価

おばあちゃんの思い出(2000年製作の映画)
4.0
ホロリと頬を伝うのは。

ドラえもんの映画はメインとなる作品と同時に上映されていた作品がいくつかある。ほとんどが30分あるかないかの作品なのだが、なかなかの傑作ぞろいである。今回のドラ祭りの途中で、どうせなら同時上映された作品も制覇しようと思いついたため、ひっそりと鑑賞してきました。
そんな同時上映作品も、この作品を合わせてあと2作。
あえてこの2作は最後にとっておきました。
最後の作品が何なのか。
ヒントはドラえもん最終回。

ゴミ捨て場でクマのぬいぐるみを発見したのび太。
そのぬいぐるみは、今は亡きおばあちゃんとの大事な思い出。
タイムマシンを使えば、おばあちゃんに会えると過去に行く。

小さい頃の、のび太君はとってもワガママ。おばあちゃんを困らせてばかり。そんな、小さい頃の自分を見たのび太は、おばあちゃんに対して申し訳ない気持ちで一杯になる。
自分もそうだったな。
ワガママばかり言ってた。
ドラえもんが言う。子供なんだから仕方ないよ。と。
あばあちゃんは、そんなワガママなのび太君をどう思ってるのだろうか。
その答えは、終盤で明かされる。それは、おばあちゃんの夢でもあるのだ。

ホロリ、ホロリ。何度観ても感動させられる。
やさしい、やさしい、おばあちゃん。

とっても、ハートフルで心がポカポカに。
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