つかれぐま

ライフ・イズ・ビューティフルのつかれぐまのレビュー・感想・評価

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「人生は美しい」
と思えば、人生は美しい。

という話。良くも悪くもロベルト・ベニーニのマシンガントークが続くので、苦手な人がいても不思議はないが。

劇中ベニーニは、一度も暗い顔や考える表情を見せない。普通、主人公の内面を掘るために必須の表現のはずだが、それが無い。それでもこの主人公の考えていることは分かるし、逆説的に怒りすら感じるのは凄いなあ。

喜劇王チャップリンの反ナチ作品(あちらは逆にサイレントだが)をどこか思わせる。