キリん番にはいつも大好きな作品をチョイスということで今回は『ライフ・イズ・ビューティフル』
強制収容所に送られたユダヤ系イタリア人の父親グイド(ロベルト・ベニーニ)が幼い息子ジョズエ(ジョルジオ・カンタリーニ)を守るために陽気に振る舞い、ある“嘘”をつくことを思いつく…
前半はグイドと小学校教師ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)との出会いと恋の物語で、グイドのおちゃめな振る舞いにドーラ同様に癒されて楽しませてくれる。様々な場所での出来事が全部伏線になってることも笑いを誘うのよね🤣
その後2人は結ばれ、可愛い息子ジョズエが誕生。小さいながらも夢であった本屋を営む家族3人は本当に幸せそう。特に3人で乗る自転車で疾走するシーンは多幸感に溢れてて素敵が過ぎるよ🚲✨
ところが中盤からは、戦火が街におよび、グイド達はユダヤ人強制収容所に送られてしまうのだ😭 母ドーラとも離ればなれとなり、物語は一転絶望へと変化する。
そこでグイドのとった行動が、ジョズエの命を守るためについた“嘘”
グイドの底抜けに明るい性格でジョズエの笑顔を守ろうとする姿がとにかく泣ける😭こんなにも優しい嘘がこの世にあっただろうか。
グイドの愛は息子だけではなく愛する妻ドーラへも注がれ、彼らしいやり方で伝えるは愛しか勝たんのよ💕
楽しそうに振舞ってもここは強制収容所。とあるシーンが超絶恐ろしくて、戦争のおぞましさ、ユダヤ人大量虐殺の現実が胸を締め付ける。
重い題材ながらもこんなにもLife is Beautiful とさせてくれるロベルト・ベニーニ天才かよ✨✨✨ 笑えるけど悲しい。悲しいけど笑えるってってどういうこと。
ジョズエを奇跡へと導くグイドの精一杯の喜劇は涙なくしては語れない傑作!