猫脳髄

ロープの猫脳髄のレビュー・感想・評価

ロープ(1948年製作の映画)
3.5
34/53

結局9回割って都合10カットかな?やりたかったのはただのワンカットもどきではなくて、編集による映画のリアルタイム化だったんだろう。殺人が起こって解決するまでを実時間に収めるトライアルが本作のテーマで、それゆえワンカット演出を採用したと思われる。

しかし人物の背後や家具のクロースアップで画面を覆って次のカットに繋げる編集は、今みるとやはり不自然。ヒッチの進取の気性が伺える実験作品ではある。

・セルズニックとの契約終了後の初作品
・ヒッチコック初カラー(テクニカラー)作品
猫脳髄

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