ピロシキ

生きものの記録のピロシキのレビュー・感想・評価

生きものの記録(1955年製作の映画)
4.0
原水爆の恐怖は、街を破壊して焼き尽くすだけではない。被曝の恐怖に怯えて周囲を振り回す男と、彼を精神科へ送り込んで沈黙させようとする家族たち。果たして異常なのはどちらなのでしょうか。

虚しいラストカットと、「終」が出た後2分ぐらい流れる謎のおどろおどろしい音楽……時代劇だけでは計り知れない黒澤明作品の振れ幅の広さと、三船敏郎の演技の振れ幅の広さ。だんだん分かってきたつもりだが、これまた凄まじい。
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