大富豪である初老の男と彼の”味見係”となった青年の精神的同調、共依存、駆け引きを描いたサスペンス。変わったタイトルとあらすじに惹かれて鑑賞しましたがなかなか変態的な映画で面白かったです。
魚とチーズを嫌いにさせる方法や女性の”味見”シーンなどかなり常軌を逸する場面でも平然としているフレデリックの気味悪さたまらん。中盤、鏡の前で「外見も似てきた」と話しているシーンは本当に二人の容姿が似ていてぞっとしました。
原作小説はどんな感じなのかはわかりませんが、関係者の証言から回想シーンを挟み話が展開していくスタイルはあまり好きではなかったです。