このレビューはネタバレを含みます
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❸2024/01/25
🟨【良かったところ】
ナルトの世界観のなかで
プロダクションIGとかがオリジナルアニメを
展開してるような心地良い安心感。
【スチームボーイ】とかを彷彿とさせる
高クオリティな作画の質感が、ありがたい。
ほぼ20年前のアニメとは到底思えない
劇場版ナルトクオリティ、さすがだった。
こんな高品質なアニメを観ながら
幼少を過ごせたことには感謝しかない。。
終盤のサクラ戦の作画、
展開自体はかなり地味なんだけど
トリッキーなアニメしててカッコよかった。
ハリーポッターとの類似点が多い【ナルト】で、
立ち位置がハーマイオニーっぽいサクラVS
ベラトリックス声優の高野麗さんのバトルは
個人的にはかなり極上のマッチングだった。
ナルトがハイドにボコボコにされる流れと見せかけて
虚な目で倒れてるテムジンの顔面ドアップの後ろで
ナルトが螺旋丸発動させて
ハイドぶっ飛ばしてる演出、いちばん好きだった。
あの演出自体、前作でボスを倒した螺旋丸が
今作のボスには通用しないっていう
前振りにもなってるから、二重に上手い。
ハイドに向かって走りながら
螺旋丸を作ってくシーンがカッコ良すぎて
決着自体は呆気ないんだけど、
文句なしに印象に残るボス戦だった。
なんでテムジンと螺旋丸作れるんだ…？？？
みたいな疑問すら感じる暇がないカッコよさ。
小学生当時、ラスト20分ばっかり観てたなあ。
テムジンを助ける理由として、
「サスケを助けれなかったからこそ」っていう
当時のリアルタイムなストーリーを
しっかり利用してたのも上手かった。
ナルトとテムジンが手を取り合うなか、
真っ黒な壁画が壊れたことで
対立してた２人が手を取り合う壁画が現れる
「THEナルト」演出なラストも良かった。
【ナルト】はホント ああいう落とし方が上手い。
TUBEに主題歌歌わせるとかいう
狂いぎみな判断を下してるのにも関わらず、
TUBE側から返ってきた主題歌と
エンディングの映像が恐ろしい化学反応起こして
この20年間一度たりとも忘れなかった
あの余韻と後味を作り出してるの神の御業レベル。
序盤、中盤が盛り上がってなくても
畳みかたの上手さで名作に仕上げてくる。
テムジンの目の色が、
エンドロールの時だけ赤じゃなくて
青緑になってるの気づいてしまった……！💖✨
🟥【気になったところ】
ナルト&テムジン。サクラ&シカマル。
我愛羅&カンクロウ。キャラバン組。
敵女性陣３人衆(見た目が猛烈に見分けにくい)と、
チームをたくさん分けてることで
ストーリーの流れが分かりにくいし、
それぞれが効果的に絡んでもないのも残念。
ナルト&テムジン&キャラバン&ハイドだけで
メインストーリー的にはこと足りる印象。
VSハイド戦も
あと一歩盛り上がらないんだけど
女３人衆とのバトルに関しては、
「やったか？！」って言ったあとに
敵が立ち上がってくるあの素人演出を
逆にやってほしいぐらい呆気なくて動揺した。
「え、コレで倒したの…？」の連続。
決着が雑すぎて三人衆が気の毒。
ありがとうございました。
