BSテレ東・日曜洋画劇場録画鑑賞
”女好きの一匹狼“
かなり昔に数回鑑賞、久し振りの再鑑賞。
B級映画の巨匠、ドン・シーゲル監督とイーストウッドが初タッグを組んだ初期のハードボイルド・アクション。
NYに乗り込んだアリゾナの型破り保安官補が、逃がしてしまった凶悪犯逮捕のため全てを賭ける。
原題 『Coogan's Bluff』
1968年米作品・吹替はフジテレビ版
監督・製作 ドン・シーゲル
脚本 ハーマン・ミラー ディーン・リーズナー ハワード・ロッドマン
製作総指揮 リチャード・E・ライアンズ
音楽 ラロ・シフリン
撮影 バド・サッカリー
出演 クリント・イーストウッド リー・J・コッブ スーザン・クラーク ドン・ストラウド ティシャ・スターリング ベティ・フィールド
(BSテレ東番組内容より)
アリゾナの保安官補クーガン(イーストウッド)は、犯人逮捕にかけては抜群の能力を持っていたが、一匹狼のはみ出し者で女好き。
そんな彼に、手配犯がニューヨークで逮捕されたので、アリゾナまで護送してくるよう上司から命令が下る。
田舎者まる出し、カウボーイスタイルでニューヨークへやってきたクーガンは、強引にリンガーマン(ストラウド)を連れ出し空港へ向かうが、リンガーマンの仲間の待ち伏せに遭い、逃げられてしまう。護送に失敗し、もうアリゾナへ帰ってくるよう命令を受けたクーガンだったが、一市民の立場となり、執念でリンガーマンの行方を追う……。
(BSテレ東解説より)
監督・製作ドン・シーゲルと主演クリント・イーストウッドが初めてコンビを組んで製作し、後に大ヒットする『ダーティハリー』の原型ともいうべき作品。
大都会ニューヨークを舞台に田舎の保安官が活躍するハードボイルド・アクション。
共演は『カラマゾフの兄弟』『波止場』のリー・J・コッブ、『エアポート’75』のスーザン・クラーク。
現代の西部劇として田舎の警察官が大都会NYで、馬さながらバイクで疾走し犯人を追う♪♪
シーゲル監督とイーストウッドは後に『ダーティハリー』(1971)へ受け続がれていく主人公のキャラクターを作り上げた。
ラロ・シフリンの音楽も本作ではテンポ良い明るい劇伴。
女好きの一匹狼の原型は、本作で作られたんだと感じる。
そして、ここからイーストウッドはシーゲルと意気投合し、敬愛する、”B級映画の巨匠”から作品作りを吸収し、シーゲルは彼をスターとして育て上げたんですネ♪♪♪
その他
エレベーターの乗客役でシーゲル監督が出てる⁈(ノンクレジット)
古い作品なので、セクハラ、暴力描写もあるが、シーゲル節をテンポ良くサクサク観られ楽しめた。
【忘備録】ネタバレ無し
(キャスト)
・クーガン Coogan
- クリント・イーストウッド
[声]山田康雄
・マッケルロイ警部補 Sheriff_McElroy
- リー・J・コッブ
[声]富田耕生
・ジュリー Julie
- スーザン・クラーク
[声]武藤礼子
・リンガーマン Ringerman
- ドン・ストラウド
[声]近石真介
・リニー Linny_Raven
- ティシャ・スターリング
[声]杉山佳寿子
・リンガーマンの母
- ベティ・フィールド
[声]沼波輝枝
・マクリー保安官 Sheriff_McCrea
- トム・タリー
[声]雨森雅司
・ミリー Millie
- メロディ・ジョンソン
[声]小宮和枝
・ジャクソン巡査部長 Jackson
- ジェームズ・エドワーズ
[声]青野武
・ジョー
- シーモア・カッセル
[声]谷口節
・ワンダフル・ディグビー
- アルバート・ポップウェル
[声]笹岡繁蔵
・エレベーターの乗客
- ドン・シーゲル(ノンクレジット)