理事長

クリムゾン・タイドの理事長のレビュー・感想・評価

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)
4.3
✒️あらすじ
クーデターが勃発しロシア情勢は一気に悪化、反乱軍が核施設を制圧した事で世界は第三次大戦の危機を迎えた。米海軍はベテランの艦長と新任の副長を乗せた原潜アラバマを派遣するが、核攻撃準備の指令をめぐって艦長と副長は対立してしまう…


✒️感想
デンゼル・ワシントン&トニー・スコットダッグ5作品のうちの一つ。
私は本作で3作目。

ざっくり潜水艦ものアクションなんですが、わりかし、戦争映画とも言えるんじゃないかというテーマがありました。
アメリカ人の戦争に対して、核爆弾に対してどのような考え方なのか?というようなことが垣間見えます。
その中に原爆を落としたことについて議論するシーンだったりなど、ある一種の問題提起をしてるように見えました。

ただこの問題提起に関して、制作者の伝えたいことというのはそんなに感じられなかったので、もしかしたらストーリーの流れ上必要だっただけ。かもしれないけどね😅😅😅

ストーリーの大筋は「内輪揉め」。
核兵器の使用を巡っての野性的な艦長と理論的な副長の対立への流れと設定が良い!
通信が途中で切れて命令がはっきりしていない以上、どちらの言い分にも一理あるし、限られた時間の中、何が正しいかはっきりしない状況で判断を下す、重圧と緊迫感が凄いです。

組織内部での意見の相違や確執はよくある話だけど、核戦争の危機となると自然にスケールは大きくなりますね😅
軍隊だから命令、指揮系統が崩れるとどれだけ危険なのか。
凄くわかりやすい作品です。


✒️作品情報
『クリムゾン・タイド』は、トニー・スコット監督が1995年に製作した映画。
タイトルの直訳は「深紅の潮流」だが、「クリムゾンタイド」は舞台となる潜水艦と同じ名を持つアラバマ大学のフットボールを初めとするスポーツチームの愛称。

キューバ・ミサイル危機中に現実に起こった、ソ連潜水艦副長ヴァシリー・アルヒーポフのエピソードをモチーフとしている。
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