つるみん

赤い風船のつるみんのレビュー・感想・評価

赤い風船(1956年製作の映画)
4.2
色を見せる映画。
35分間、少年と風船との可愛さゆえ美しさに魅了する事間違いなし!!

少年が見つけた風船は不思議な風船でした。どこへでも少年の背中を追ってくる風船。少年と不思議な風船の友情の物語。

小さい男の子が大きな赤い風船をペットのように指示するシーンは可愛らしくて堪らない。風船もイタズラ好きな所がまた面白く可愛らしさが出ている部分だ。

少年はおそらく家族や友達に恵まれず彼の心の中は50年代のフランス街のように、着ている服のようにグレーな色をしているのだろう。そこで出会った赤い風船。

赤という色は情熱や温かさを意味する。赤い風船と出会う事で彼の心の中で勇気や優しさが生まれる。
このように少年の心の中を表現しているのではないかと僕は受け止めた。

ラストのシーンはあまりにも感動的。ファンタジックな終わり方に文句なしでした。
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