MakotoKobori

プラダを着た悪魔のMakotoKoboriのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「人が何を求め必要としているのかを超え、自分の為に決断できる人よ」

99.99999%の人間にとって、仕事は社会の歯車的側面がある
人に求められるから。周りに求められてると思うから。必要だから。
真の意味でやりたい仕事のみをできてる人はどれだけいることだろうか。

奇跡的な出会いから何百万人が憧れる夢の仕事についた主人公が、自分がやりたい仕事・理想の働き方について向き合う物語。


高い理想・華やかな世界での闊歩を追い求め、わがままに・強欲に生きるランウェイ編集長のミランダ
やりたい仕事だからと、地味な仕事でもしっかりとこなし、それに誇りを持っている彼氏
そんな2人の間で揺れ動く主人公アンディ


実力・出会い・人脈・政治力...
様々な要素が絡み合い、誰しもが好きな仕事ばかりできるわけではない社会で
社会的に持て囃され、誰もが憧れるポジションに収まるのか
派手ではないが、自身が真にやりたい仕事を貫くのか
主人公の外見の変化や内面の葛藤がよく描かれていた



「今あなたがしている仕事は、自分で選んだものですか?それとも誰かに選ばされたものですか?」
そんな風に問いかけられた気がした。
MakotoKobori

MakotoKobori