よみこ

プラダを着た悪魔のよみこのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

言わずとしれた名作映画
過去に何度か観たことはありましたが、改めて視聴。

多くの人が共感や憧れを持つのは主人公のアンハサウェイだろう
最初はファッションなんて興味もなく、仕事だけこなせばいいと思っていた
自分になり努力はしていたが、遂行出来ない任務もある
そんな自分に悩んでいる時に転機が訪れ・・・
アシスタントとして成長はしていくものの、プライベートではうまくいかなくて。。。
そんなストーリー
誰もが憧れるようなサクセスストーリー・・・ではないのが本作のいいところ
もちろんファッションはすごくいいし、キャストとのキャラクターも魅力的
昔からナイジェル役のスタンリー・トゥッチ好きです


最大の魅力は。ミランダに対して感情が大きく揺れるということだ
多くのレビューで見る鬼上司ミランダ
どちらかと言うと、嫌われ役になっている
確かに彼女の行動はわがままで厳しくて、同意できないことが多い
彼女の下につくなんて辞めていく人が多いのも納得だろう
まさに今の時代に彼女のような人は通用しないだろう
だからこそ。
今彼女のような仕事ぶりとプライド、そして彼女のプライベートの話を見るととても考えさせられるし、「素晴らしい上司」とは言えないのだろうが、尊敬に値する人物だなと感じる
彼女は、彼女としての仕事をしていたし、彼女なりの犠牲が多くあったのだろう
メリルストリープのその点で最高の女優さんだと思った
良いも悪いも兼ね備えた人間味のある人物
今作のミランダの人物像としては賞賛ばかりではない
それもわかっている。
『誰も憧れているのよ(自分に』
これはミランダが自分に言い聞かせているようにも感じる
この道しか彼女にはないのだ
そして最後の言葉だ
ミランダのことを想うと涙が出るね


結局良くも悪くも自分の決断したことだ
だから、何か失ってしまうことがあるかもしれなけれど、
自分が本当にやりたいことや信念としていることを決めるのはすべて自分だ
よみこ

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