ショウキ

プラダを着た悪魔のショウキのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.9
2020年138作目

大切なものを失くして また手にいれて。

仕事も恋愛も理想通りにいく能天気映画ではなく、
何かが上手くいけばその反動で、
何がが上手くいかなくなるというのがリアルで、
魅力的ですね。

そして、組織という点でも組織の文化に馴染むことで、
アンディは徐々に活躍の幅を広げていきますが、
それと引き換えに友人、恋人たちとは不仲になります。

組織の文化をみだりに信じて取り入れるということが、
危うい行為であるのがアンディの失敗から分かります。

本作は多くの女性から支持される作品だと思いますが、
ただただ仕事に恋愛に頑張る姿を描く映画ではなく、
社会人として会社の組織とどう向き合うかについても、
共感できる形で描かれている良い作品だと思いました。
ショウキ

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