2020年138作目
大切なものを失くして また手にいれて。
仕事も恋愛も理想通りにいく能天気映画ではなく、
何かが上手くいけばその反動で、
何がが上手くいかなくなるというのがリアルで、
魅力的ですね。
そして、組織という点でも組織の文化に馴染むことで、
アンディは徐々に活躍の幅を広げていきますが、
それと引き換えに友人、恋人たちとは不仲になります。
組織の文化をみだりに信じて取り入れるということが、
危うい行為であるのがアンディの失敗から分かります。
本作は多くの女性から支持される作品だと思いますが、
ただただ仕事に恋愛に頑張る姿を描く映画ではなく、
社会人として会社の組織とどう向き合うかについても、
共感できる形で描かれている良い作品だと思いました。