2022年262作目(劇場92作目)
噛めば噛むほど…
アーサー王物語が元とされる
「ガウェイン卿と緑の騎士」が
原作の叙事詩的ファンタジー映画。
原作は読んだことがないのですが、
現代にも通じるメッセージを
上手くストーリーテリングしているかつ、
視覚的な美しさや音楽の魅力を兼ね備えた
見応えのある作品でした。
主人公の苦難と成長が描かれつつ、
時間や死といったテーマも
巧みに織り込まれています。
そして何よりもデヴ・パテルの
存在感あふれる演技が際立ち、
見る者を引き込んで
離さない力を持っていました。
噛めば噛むほど深みにはまるような
魅力がある映画でした。