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プラダを着た悪魔のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.5
「ヴォーグ」で編集長のアシスタントをしていた経歴を持つローレン・ワイズバーガーが実体験をもとに書き上げた同名ベストセラー小説を、テレビ・ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズのデビッド・フランケル監督が映画化したコメディ・ドラマ。
衣装も「セックス・アンド・ザ・シティ」のパトリシア・フィールドが手掛ける。
原題: The Devil Wears Prada(2006)

ジャーナリスト志望で名門大学を卒業した田舎育ちのアンディ(アン・ハサウェイ)は、本来の志望の足掛かりとして、ファッション雑誌"ランナウェイ"編集部のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントとして働くことに。
誰もが憧れる夢のような仕事のはずが、翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続け、わがままで理不尽な要求に振り回される過酷な日々が始まる…。
やがて、ファッションは華やかになり仕事もうまくこなしてミランダの信頼を勝ち得ていくが、恋人や友人との関係は悪化する…。

「○○にあんな仕打ちはできない。
もうやったじゃない。△△に」

 (脇役)
・シニア(第一)アシスタント(エミリー・ブラント)
・ファッション・ライター(スタンリー・トゥッチ)
・アンディの恋人(エイドリアン・グレニアー)
・アンディにアタックする作家(サイモン・ベイカー)

主演二人の演技が見もの。
メリル・ストリープは、カリスマ編集長をいかにも造り込んだ演技で貫禄たっぷりに演じる。
一方、アン・ハサウェイは自然体の演技で好感度大。続々と登場する一流ブランドのファッションを着こなす姿も美しい。
(なお、二人の関係は「ウォール街」におけるマイケル・ダグラスとマーティ・シーンを想起させる)
主人公アンディの成長物語になっていて、爽やかなラストシーンが心地よい。
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