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悪の教典のliamのレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
3.4

監督は「愛と誠」の三池崇史。主演は「アンダルシア 女神の報復」の伊藤英明。出演は「王様とボク」の二階堂ふみ、「5windows」の染谷将太、「莫逆家族-バクギャクファミーリア-」の林遣都など。

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。

サイコパスの教師を描いた作品。貴志祐介の小説が原作。ダークな映画で中高生とかがいかにも好きそう。公開当時はかなり話題になったイメージがある。

ストーリーはかなりツッコミ所が多く陳腐な感じ。
いくらサイコパスといえど、自分に都合が悪いからってすぐ殺すなんてあり得るのか疑問。もっと合理主義者なら違う方法を考えそうなものだけど。

ただ生徒を笑顔で皆殺しにしていくシーンは中々観応えがあった。一気にではなく猟銃で段々と殺していくので、そこのスリリングさもあり良かった。

主役級の学生だけではなく脇役にも、松岡茉優や工藤阿須加などといった後に活躍した俳優達も出演している。伊藤英明は蓮実役がかなり合っている。原作も読んだがかなりイメージにピッタリな気がする。

突き抜けたサイコパス映画。
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