とり

サラマンダーのとりのレビュー・感想・評価

サラマンダー(2002年製作の映画)
3.6
劇場で観たかったんですが逃してて、やっぱり大きいスクリーンで観る映画ですねー、失敗した。
評判がイマイチだったように思うんですが、期待しないでみると案外いけてるかも。

パッケージを見たらクレジットの一番最初にマシュー・マコノヒーがのってるから絶対主役!と思ってたのに、いざフタを開けてみると⋯おや?クリスチャン・ベール?
真の主役はもったいぶってもうちょっと後かなー、いつ出るの?ワクワク~みたいな。
⋯どれくらい待ったでしょうか。
ひょっとして私、なんか勘違いしてた?マコノヒー出ませんか?この映画。
そんな疑問がかなり盛り上がってきた頃、なんか物凄く濃い~いおやじ登場。
スキンヘッドにヒゲもじゃ。そして超マッチョ。
誰やねん!これ!見るからに悪役かっ?
でもよく見ると目がなんか可愛らしいというか、・・・マコノヒー!?
ここ最近でもっともショックを受けた瞬間でした。

その後スキンヘッドマコノヒ~はえらくカッコいい役であることがわかり、満足。
話し方から立ち居振る舞いまで役になりきってました。
はっきり言ってバットマン君を喰ってましたな。
今後もこの路線でどんどんB級アクション俳優への道を突き進んで欲しいんですが。

とまぁこの映画はマコノヒーの異色のカッコ良さを楽しむのが一番かと思うんですが、映像もなかなかでした。
はっきり言って内容は薄い。しかも編集も大変まずく、上映時間の短さのわりにまとまりに欠けるしスピード感もない。身も蓋もない言い方をすると雑な作り。
ただ、近未来SF、サイバーパンク、伝説の生き物ドラゴンといった要素を混ぜ合わせたアイデアはかなり新鮮。
あと、劇中劇(という程でもない)でスター・ウォーズ(旧作)のお芝居が見られるのも楽しい。
まぁ一回観とけばもういいかな・・・って感じの映画でした。
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