ジャンリュックゴウダール

トレーニング デイのジャンリュックゴウダールのレビュー・感想・評価

トレーニング デイ(2001年製作の映画)
3.7
悪には悪を。さらに強い悪を向けなければ対処出来ない。それは偽りのものであるはずだがアロンゾの潜在的な悪をも引き出しているように思える。そしてそれを後悔しているようにも見える。狭苦しくて排他的なhoodの内では"悪には悪を"が正解とは死んでも言えないが最適解なのだろう。
ルーキーがアロンゾにあそこまで見込まれていたのは彼の強すぎるほどの正義感が、悪にまみれたhoodの中でも埋没せずに自我を保つためのストッパーになると信じたのだろう。
「孤狼の血」にとても似てた!オールドスパイスのCMの兄さんが出てきて笑った