ヤマブキ

クレーマー case1のヤマブキのネタバレレビュー・内容・結末

クレーマー case1(2008年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公の2重人格と本当のクレーマーが混在している上に視聴者に対するミスリードと反則技も使ってるので真相が全く分からない。

オチがきちんと存在する物理的に筋が通った映画にしたいのか霊現象で片付ける映画なのかだけでも最初に分かっていれば、視聴のスタンスも変わってくるが、中途半端に攻めてくる上にクレーマーが何をしたいかが分からないので少し飛ばして見てしまった。


分析
全部見た上でもう一度振り返ると、虫関係や接着剤の異物混入したのは主人公。非通知設定の電話をかけてきているのがクレーマーなのが分かる。
会社にかけてきている電話、自宅にかけてきている電話全てが杉村の仕業とは断定できないが最初の方に変な電話が会社にかかってくる前には杉村が席を外していることから警察と社長の会議で見せた杉村自作自演の電話以外も自作自演の電話であった可能性がある。

虫混入以前にも、大腸菌混入があったと社長室での話があり、その後の非通知設定の電話では、クレーマーがあえて大腸菌混入の事を言っている事からその時の被害者がクレーマーであり恨みをかった可能性が高い。
(大腸菌の話は、視聴者には社長室の会話も盗聴しているのか?と思わせるミスリード演出なので2回見ないと分からない)


クレーマーが杉村がこれ以上異物混入しないよう忠告しているのも以下の電話内容でわかる。「次お客さんを舐めてたらもっと痛い目にあいますよ」

その後も虫入りや接着剤入りの水を売っていたから杉村は殺されたと考える

彼女と妹と警察を殺したのはナイフが違う事から杉村ではないだろうか。

クレーマーは杉村の彼女に杉村が異物混入をしていたことを電話で教えた(杉村の前で携帯がなりとらなかったシーンあり)と思われ、地下室で真相に辿り着いた為杉村に殺された。妹と警察は説明省く。

実は悪事を働く杉村を成敗したクレーマーが正義だったというのが真相ではないだろうか
ヤマブキ

ヤマブキ