のんchan

未知への飛行ののんchanのレビュー・感想・評価

未知への飛行(1964年製作の映画)
4.0
平均スコア高いし、レビューをいくつか読ませてもらって興味を持って鑑賞❗️
しかし、エロティックサスペンスを観た直後だったので、最初、頭が追いついて行かず、私バカだ😰ツマラナイかも?と...とんでもなかった〜、後半からラストまで、食い付きました😲

1964年製作。58年前なので画像は粗いし、コンピュータ系や機器類はレトロなんだけど、現実にロシアが戦争をしている最中で観ると、なんとも恐ろしさが倍増するかも。

米ソ冷戦下における核戦争の恐怖をテーマにしている(広島・長崎も話の中で出て来る)
原題の"Fail Safe”とは、なんらかの装置・システムに誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全に制御すること。


アラスカ上空を巡航中の米軍の爆撃機隊が、通信機器の事故でモスクワへ水爆を落とす指令を受け取ってしまう。
各空軍機にはFail Safeポイントがあり、そこを超えた場合はいかなる命令も敵の謀略とみなし受け付けない。
米軍・ソ連軍が躍起になって爆撃機を撃ち落しにかかるが、ついに1機がモスクワに達し40メガトンの水爆を落とす。

米大統領(ヘンリー・フォンダ)は、ホットラインでソ連書記長と話をし、事故だと理解してもらうように必死で説得する。核戦争となれば全人類が絶滅するから‼️
しかし冷戦下の米ソ間で相手を信頼することは困難。書記長は大統領の言葉を1個人として信じたかもしれないが、アメリカへの核攻撃を指示せざるを得ない。
米軍内でも今こそソ連を叩き潰す時だと訴える政治学者(ウォルター・マッソー)がいたり...
そこでヘンリー・フォンダ(敢えてキャスト名で...演技が素晴らしい)はとんでもない提案をする😱

ラスト、何も知らず普段の生活を送るニューヨークの街角の楽しそうなシーンが数カット続き...
あのきのこ雲🍄で終わるとんでもない恐怖🥶


この映画をそのまま日本と北朝鮮、ロシア、アメリカに置き換えてみる。
60年経ってメカは進歩していても、人間の中身って全然進歩しないのかな🤔

これも映画好きなら観ておくべき作品ですね🌟
のんchan

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