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犯罪王リコのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

犯罪王リコ(1930年製作の映画)
3.0
No.62[警察がマシンガン使うのは吹いた] 60点

ハリウッドに黄金時代をもたらしたギャング映画の開祖となる作品で、主人公リトル・シーザーを演じる強面俳優エドワード・G・ロビンソンは本作品で華々しいデビューを飾った。ただ、当局の規範に抵触するのを回避するため、物語は平坦そのもので緩急を感じることはなかった。栄枯盛衰を見せるには短い。そう感じるのは、ひとえに「ゴッドファーザー」という超優秀な後輩のせいだろう。

貨幣価値が現在と異なるらしく、1万5千ドルの絵を見てびっくりしているのにびっくりした。ちなみに、ヴェットーリは絞首刑になっているが、実際に絞首刑になった大物はマーダー・インクのルイス"レプキ"バカルターのみである。

にしても警察側がマシンガンを使ってリコを射殺するのは警察がリコを逮捕でなく殺害しようという前提があり、それをギャングになすりつけようとしているのだろうか。謎すぎ。
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