千年女優

アタック・ザ・ブロックの千年女優のレビュー・感想・評価

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)
3.0
英国王ジェームズ一世暗殺計画に由来して花火を上げるガイフォークスナイトのロンドン。帰路の看護婦サムから強盗している際に空から降ってきた謎の生物をしとめたギャングの少年達が、それを起因に数多のエイリアンから狙われるようになり、警察にも大人にも頼れぬ中自分達のシマ「ブロック」を守るため奮闘する様を描くSF映画です。

エドガー・ライトと親交のあるイギリス人監督ジョー・コーニッシュの長編映画監督デビュー作で、低予算ながら英米の映画祭でノミネートやクエンティン・タランティーノからの絶賛を受けて話題となり、本作でデビューしたジョン・ボイエガが後に『スター・ウォーズ』のシークエル・トリロジーへと抜擢される等ブレイクを果たしました。

低予算を逆手にとってスラムの一角という空間に限定したフレッシュなモンスター映画で、もちろんスケールやディテールにインディペンデントの限界を感じるところは多々ありますが、ノリの良いラップミュージックに乗せて、イギリス訛りの強いスラングを連発する貧しい少年達がエイリアンを勢いと工夫で撃退する様を楽しめる一作です。
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